16世紀にスペインに侵略されるまで、高度な文明を誇ったマヤ地域。
中米で栄えたこの都市国家群は、緻密な暦を用いていたそうだ。
幾種類ものカレンダーを使い分け、生活や儀式、宗教に深い意味を添えた▲
その暦をめぐって、現代人が得意とする多様な解釈が乱れ飛び、大変にかまびすしい。
周期の終わりが、今年暮れに重なるという一説も。その時期こそ人類の終末。いわく「2012年人類滅亡説」▲
恐怖の大王が1999年に舞い降り世界が破局を迎えるという、ノストラダムスの大予言の再来である。
あの世紀末に続く「危機」の到来だ。さて人類はこの難局を、いかに克服するのか試される!▲
むろん、荒唐無稽な話ではある。しかし、絵空事だと無視する前に、実際に直面している課題を正視しなければ。
東日本大震災からの復興、原発事故の収束。幾多の課題を抱える今の日本で、笑止千万と笑い飛ばせようか▲
世界を見渡してもそう。恐怖の大王からは逃げおおせた。しかし軍縮は進まず、核兵器の廃絶は遠い。
各地で紛争は絶えず、経済危機も拡大するばかり。貧困と飢えにあえぐ人々があふれる。悲観論がなおさら混乱を呼ぶ▲
だからこそ今年は、上を向きたい。マヤ暦は終末でなく、新サイクルに入る時期だとの解釈もある。
竜の勢いで末世から脱却を。願わくは平和のサイクルが実現しますよう。
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/chijiku/ren018201201017482.html








