1995年8月11日、伊豆七島の八丈島、綺麗な海と穏やかな気候が魅力なこの島で何とも奇妙な忌まわしき事件が起こった。
お盆の直前に身元不明の焼かれた7遺体が発見されたのだ。
いつ、誰が、何のために?すべては謎に包まれていた。

事件は、この島で唯一の火葬場で発生した。
午前9時ごろ出勤した職員が釜の中に焼却された七体の人骨を発見。
4日前から火葬場は使われておらず厳重に鍵がかけられていたにもかかわらず犯人は焼却した遺体を放置して姿を消したという。
その後の調査で焼かれた遺体は大人6体、子供1体と判明。
事件直後から事件やいたずら、島独特の改葬なのではと様々な憶測が乱れ飛んだが、事件の解決を見いだせないまま警察の捜査も打ち切りになり時効を迎えた。
その後、事件の背後から浮かび上がったのは数々の奇怪な真実、そして島に伝わる祟りの伝説であった。
実は昔から中之郷という地区には”七人坊主の祟り”という話が伝わっている。
七人坊主の祟りとは、古くから八丈島に語り継がれる恐るべき伝承。
その昔、上方(大阪)から出た船が遭難し、八丈島の藍ヶ江浜に七人の僧侶が漂着したところから始まる。
漂流のさなか何も口にできなかった僧侶たちは飢えをしのぐために島をさまよったが食べ物を得ることができなかった。
そんな彼らがようやくたどり着いたのが中之郷村だった。
しかし当時、八丈島は大飢饉み見舞われていたため村人たちは僧侶に食べ物を与えることができなかった。
それどころか島民は僧侶たちを山に追いやってしまったという。
そのためか僧侶たちは一人、また一人と山中で果ててしまった。
この怨みが僧侶の祟りとして今も残っているのだという。

しかし文献によると島の住民は、島に流れ着いた人々を手厚くもてなしたということがわかった。
だとしたらなぜ僧侶たちは迫害を受けたのか。
調べていくと僧侶たちは天然痘に感染していたため山に追いやられたのではないかと憶測された。

そしてそれ以降七人坊主の祟りではないかという事件が昭和27年に起こっている。
林道建設の作業中に作業員の一人が祟りを信じずに坊主を馬鹿にしたところ、とつぜん土砂崩れが起こり作業員は亡くなってしまった。
その数ちょうど七人坊主と同じ七人であった。
さらに僧侶の霊を目撃した島の住人もいたという。
1995年8月に起こった事件は過去の悲しい出来事を語り継がせるものなのだろうか・・・


七人坊主の祟り

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