恐怖の円形校舎

恐怖の円形校舎

札幌から車で2時間ほどの地に住むS子さんは過去の霊体験から、霊の存在に強い関心を持っている。
S子さんは深夜に一人で円形校舎へと向かったのだが目の前まで来たとき、なぜか車が突然止まってしまうという現象に襲われ、円形校舎にたどりつけずに逃げ帰ったという。

「円形校舎」とは、北海道美唄市にある沼東小学校のことだろう。
沼東小学校は山の中にある廃校で、窓から人影がのぞき込んでいるという噂がある。
S子さんのような怪奇現象を体験した人は他にもいて、目の前まで来たときになぜか車が突然止まってしまい、エンジンを確認しようとして車を降りたとき、車の中に作業服を着た男の霊が現れて消えたり、心霊写真が撮れるかと思い、実際にこの場所で写真を撮ろうとすると窓から女の霊が現れ、肩を掴まれるというという話も伝わっている。
またランドセル姿の女の子の霊の目撃も多いという。
この円形校舎は昭和35年に建設された小学校だったが昭和49年に廃校になっている。
以前は炭鉱の街として栄えていたが時代の流れで次々と炭鉱は閉山し、人口減少で小学校も廃校になり、さらには大洪水で村が水没したという噂も伝えられているという。
円形校舎で目撃される霊は、炭鉱事故で亡くなった人たちなのか、洪水で水没した村人たちなのか、子どもたちの無念の思いの現れなのか。

恐怖の円形校舎・そして霊は姿を現した