オカルト情報館
 怖い話

高速の幽霊




5年前、私が大学生の時でした。僕は、男友達僕を含めて3人で幽霊スポットに行きました。
僕の男友達の一人Aは幽霊系が好きで、彼の部屋にはオカルト系の物ばっか有るともう一人の友達Bに聞きました。 
二人とは仲が良く、信頼できる関係でした。
最初、Aから「高速名東の有る場所に幽霊スポットがある」とAに誘われました

その時、僕は幽霊の存在は信じておらず、行くのを拒んだのですが、Aにおちょくられ、結局同行する事になりました。

出発の時、僕以外A,Bは興奮していて予定よりも早く高速に乗りました。
高速に乗った時は会話が弾み、楽しかったし、Aの幽霊スポット(今行く所)の説明で盛り上がりました。
僕たちが向かう幽霊スポットは夜3時出るらしく、神出鬼没(明確ではありません)
そこは昔江戸時代罪人を殺す処刑所だったらしいです。と言う話らしいです。
そうやってどうこうしている内にA,Bが幽霊のマニアックな話ばっかり初めて、僕はついていけず、
「場所に着いたら言って」と言い仮眠を取りました。(午前1時の事でした)
そうやって、仮眠を取っているとAから「着いた、着いた」と言われ置きました。
時間は2時56分もうすぐだと思いました。

Aは徹底的証拠を捕まえるべくカメラを持ってきて、音声録音機を持っていきていました。

A,Bは興奮し始めて、僕も期待しました。
しかし、3時になっても幽霊らしき物は出てきませんでした。
僕たちはガセネタじゃないかと思い諦め掛けました。

しかし、その時僕は気づいたのです。車内が異常に寒いということを。

10月でまだ暖かいのに?
そして、周りにも異常な所が所々ありました。

僕たちは寒さを覚え、背筋がゾクゾクし、僕たちの車以外一台も車を見ませんでした。

いつもならトラックなどが何十台も有るのに。
そして、数メートル先に何か雲みたいな物が浮いているのを僕たちみんな、見ました。

Aはカメラを持ちBは録音機を用意しました(Bは子供の頃霊体験をしたそうで、霊の声を聞いたと言っていました)
少しずつ、雲らしき物体がだんだん迫って僕たちは驚きました見た目は、灰色の雲ですが、よく見ると周りに目玉見たいのが有り僕たちを睨んでいるのです。

Aは驚きながらも数回カメラ(デジカメ)のシャッターを押しました。Bも録音機の電源を入れました。
気づけば幽霊はスゥーっと僕たちの車に入り通り抜けました。
しかし、今度は車の上から攻めてきて僕らの車を全面的に覆いました。
幽霊の目は鋭く僕たちを睨んでいました。僕たちは恐怖でずーっと叫んでいました。
僕は怖くなり「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏お願い助けて!」と数回言っていると、ふと僕の後ろから誰かが枯れた声で僕に囁きました。
「お前らに生きる価値は無い、ここで死ね」と囁かれました僕は車の後ろに座っていて、運転席はA、助手席はB。僕は後ろ。
そうして僕たちが叫んでいると幽霊は車内に入ってきて車自体が揺れました。

そこから記憶は無く気がつくと近くのサービスエリアに車が止めてありました
車内に居たのは僕だけで運転席にはデジカメ、僕の車の鍵のキー、助手席には録音機が有りました。
僕はA,Bが心配で二人を捜しましたが結局見つかりませんでした。
私は車に戻り運転席に有ったデジカメを手に取り何が取れたか見てみると、取ったハズの幽霊が見あたらず、画面が白色で染まっていました。
次は、録音機で録音した音声を聞いてみると達の叫び声しかなく最後に何か他の音が入ったぐらいでした。
しかし、最後に録音された雑音が気になりもう一回録音したのを聞こうとしましたが、再生ボタンを押したとたん録音機が壊れました。

二人の携帯に掛けても応答は無かったです。
翌日、僕は学校へ行ましたが、誰もA,Bが居ないことに気づきません、友達や先生に二人のことを聞いても
「そんな人たちは居ないと」
言いました。

僕は疑問でしょうがなく休日にAとBの家に寄りました。
二人は、マンションで同居していたのですがいつも間にか空き家になっていました。
大家さんに聞いてもいつ空き家になったか覚えていない。
あの高速の幽霊はAとBを浚ったと思いますが、何故僕だけを残したのかは未だに分かりません。