オカルト情報館
 定番都市伝説

首なしライダー




其の1

都心部のある道路を深夜に走るときには注意が必要だ。
その道路には深夜になると首なしライダーが現れる。
首なしライダーに追い越させれてしまうと死亡事故を起こして死んでしまうという。
首なしライダーはその昔、敵対する暴走族にピアノ線を道路に張られて、首を切断され死んでしまった若者の幽霊である。
首なしライダーは今日も自分の首を求めて道路をさまよっている……


其の2

カップルがバイクで道をすっとばしていた。
深夜なので、道はガラガラ。
男は後ろに乗せた女と開放感に溢れた幸せなを楽しんでいた。
バイクはかなりのスピードを出して走っていた。
カーブを曲がろうとして大きく膨れた先に、不自然に曲がった標識が道路に突き出していた。
男は女に「危ないぞー!」と叫んでとっさにハンドルを切り難を逃れた。
そして次の信号で後ろを振り向くと女の首はなくなっていた。