城山荘

城山荘

心霊スポット名:城山荘(ぎざんそう)

岐阜県各務原市と愛知県犬山市の境界の木曾川に架かる犬山橋(通称:ツインブリッジ)のすぐそばにあった廃旅館。
かつて戦国時代には鵜沼城があった場所で、犬山橋ができたあたりの1927年に代議士三輪市太郎の別荘として建築、その後、彩雲閣の別館、井善中店、進駐軍の将校クラブと変わり、1953年ころ料理旅館「城山荘」として経営され賑わっていた。

1972年12月15日に「城山荘」別館中段桃の間から出火し、木造二階建てかわらぶきの同別館ニむね、延べ311平方メートルが全焼。出火原因はガスストーブの過熱だとみられている。
ホール、別館、新館などに自動火災報知装置がつけられていないなどの欠陥が見つかったため各務原東消防署は1968年以来、計10回の改善勧告をしていた。
1982年には、スナック「城」経営の女性と夫が、家主である「城山荘」経営者の男に刃渡り25センチの文化包丁で刺されるという事件も起きている。
スナック経営の女性は、犬山橋北詰のラーメン屋「桃太郎」に助けを求め逃げてきたが刺された5時間後に死亡し、夫も重症であった。「城山荘」経営者は逮捕され、殺人動機は賃貸料などをめぐってのトラブルだったという。
殺人事件後から放置され廃墟化し地元住人には近寄ってならないと気味悪がられて、若者からは心霊スポットとして知られるようになっていったようだ。
2002年に解体されて無くなってしまったが、廃旅館があった当時、あるカップルが城山荘の敷地を歩いていたところ誰かに何度も肩を叩かれ、ふり返ってみると先にあるエレベーターから女の人が手招きをしていたという恐怖体験もあったとか。

場所:岐阜県各務原市鵜沼南町7462

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