明治時代のスーパー超能力者。
本名:長南登志江(1863~1907年)。一名「極楽娘」。
14年もの間ほとんど食事ををとらず大小便もせず40代で死んだときまで20歳くらいの若々しさを保った。
一度トランス状態に入ると、ふだんはそうした素養もないのに書や画に見事な腕前を披露するなど、数々の奇跡を示したという。
とりわけ、数分間祈るだけで病人の持ち寄った瓶の中にそれぞれの病気に応じた霊水が一度に現れるという、アポート(物品引き寄せ)を得意としたといわれる。
郷里の山形県鶴岡市からしばらく大阪に出ていたが明治33年に詐欺で告訴された。
同年11月12日、神戸地方裁判所で裁判が行われたが彼女はその場で裁判官自ら封をした瓶の中に霊水を出現させて即刻無罪となった。