ドイツの技術者ハンス・ヘルビガーが提唱した宇宙論でナチスに支持された。
この説によると宇宙は空虚で何もない空間なのではなく、高温の金属からなる星とガス状の氷で満たされている。
この2種類の物質の相互作用によって大爆発が起こり、無数の星間物質や岩塊が宇宙に渦巻くのだ。
ヘルビガーの理論によるとさらに地球は火星との間にある12個の小惑星を吸収した。
それらの小惑星は最初は月として地球の周りを旋回したが、やがて落下し、それが原因で地球に大変動が起きた。
いま、われわれの見ている月は1万3000年前に地球にやってきたもので、この月もやがては落下する運命にあるのは当然である。
アトランティスのような超古代文明と同じように現代文明もいつか滅ぶ運命にあるのだ。
このようにヘルビガーはいう。