1970年代に世界的に注目を浴びたイスラエル出身の超能力者。
スプーンやボルトなどの金属を曲げたり、壊れた時計を動かしてみせたりした。
また、イギリス、日本、アメリカなどでテレビに出演した際には、その番組を見ていた人々の周辺にも同様の現象が起きたといわれている。
また、彼の登場により各国で同じような能力をもつという人々(少年少女が多い)が現れ、超能力へ関心を寄せる自然科学者も急増した。
元奇術師だったことなどから彼のしていることはすべて奇術だと主張する人もいるが、イギリスの有名な科学雑誌「ネイチャー」に掲載されたアメリカのスタンフォード研究所での実験(笠原敏雄編訳『霊魂離脱の科学』に訳出・収載)など、アカデミックな実験にも多く参加し、成功をおさめている。
彼の名にちなんで、いわゆるスプーン曲げや金属曲げ(PK・MB)のことをゲラー効果というようになった。