そこにいないはずの人物や動物などの姿が目撃されること。
「幻影(ファンタズム)」ともいう。
いわゆる「幽霊(ゴースト)」というのは、死んだ人物や動物の姿のみの目撃、とりわけ特定の場所で何度も目撃されるものをいう場合が多いが、この場合は生きている人物や動物、ときには物体の姿が見られた場合も含み、また一回性のものをいうことが多い。
特に「生者の幻姿(幻影)」「死者の幻姿(幻影)」と分けて呼ぶこともある。
人物や動物だけでなく、ひとつの場面や情景などが目撃される場合は、「幻視(ヴィジョン)」という。
超心理学では、いずれもESPのひとつの現れだと考えられている。
古代から宗教家などによって目撃されたという記録が多く、現在でも死の瀬戸際にその人の姿が遠方の知人によって目撃された(死亡時の幻姿)などという話が後を絶たない。