新プラトン学派から始まるヨーロッパの神秘的思考・信仰で人間の神秘的霊智によって、直接に神を見、神聖な知恵を得ることができると説く。
中世の錬金術師など神秘家たちも神智学徒といわれてきたが、現代の神智学は、19世紀末にブラバツキー夫人によって再興され、生命の進化・宇宙発生に関する神聖科学として体系化された。
それによると、神智学は世界のあらゆる宗教・哲学の基礎として、「すべての宗教や宗派や国民を調和して、永久の真理の土台の上に」普遍的な教えを開くものである。
ルドルフ・シュタイナーも、初めブラバツキー夫人の運動に参加したが、のちに独自に人智学を築いた。