最近インターネットで出回っている画像が怖いと話題になっている。
白装束に普通の顔の何倍もある不気味なお面を被り、死んだ子供に見立てたであろう人形を両手に抱えるようにして列をなして行進しているようだ。
実は以前、2011年辺りにもこの画像が話題に上がっていて、どうやら黒装束バージョンなんかもあり。
栃木県はもしかしてとても恐ろしい所で外部者を受け入れない閉ざされた未開の地域があり、未知の邪教などが密かに流行っているのでは?と思い栃木県観光協会に問い合わせたところ、そのような祭りは知らないしこんなネタがあったことすら知らなかったとの回答も得た。
実はこれは海外のデモ行進の画像に「栃木白福祭り」という文字を後から誰かが付け加えて広まっただけのものだと思われる。
黒装束の団体は戦争被害に遭い死んでいったイランの配偶者や子供の母親たちが顔を隠して行ったThe Mourning Mothers(喪に服する母たち)という反戦デモの団体。
このデモ行進が共感した人々により更に各国にも広まっているようだ。
元はイランの民族衣装の黒のチャドルであったが、各国で手作りで仮面や衣装は作られ色も違かったりするようだがその一例が今回の画像の白装束だろうか。
全身を隠すように衣装で覆われているのはイスラム圏の女性は肌を人前で隠さなければいけないという決まりがあるため。
イランではこのデモ行進をした多くの女性たちが警察官により逮捕されているみたいだ。
この白装束の団体は「Bread and Puppet Theater」という名前で活動しているらしく、政治的な演劇などもしているようで創設者はピーター·シューマン。
ニューヨーク市で1962から1963年に創設され、当時はニューヨークでベトナム戦争の反戦抗議が行われていたらしい。
Bread and Puppet Theater present two plays at
Theater For The New City's Johnson Theatre
http://www.newyorktheatreguide.com/news/nov06/breadandpuppet22nov06.htm