聖痕(せいこん)とは、読んで字のごとく聖なる痕のこと。
イエス・キリスト受難の傷痕が、神秘的な力により信徒の体の種々の部位に現れるといわれている。
十字架刑を受けたキリストの傷と同様の傷痕・出血などが四肢や頭部などに出現するといった事例が13世紀以後、キリストの受難に対する信心が盛んとなるに従って報告されている。
今日まで約400例以上あり、うち約60人は列福・列聖された。また、多くの場合、聖痕現象が起こるのは復活祭前の金曜日であるという。



のちの研究結果では、キリストが磔刑になった際に釘を打ち付けられたのは、手のひらではなく手首であったとされ、また、使用された釘も丸い釘ではなく四角であったとされているため、過去に起こった聖痕現象を疑問視する者もいる。
この聖痕現象は、じつは自己暗示や自傷、または皮膚描画症、色汗症、毛細血管拡張症などの病気を併発していた可能性もひとつの原因として考えられ疑われている。
そして、薬品を使っても聖痕と同様の症状を再現することができるという。

まず、片方の手のひらに塩化鉄を塗り、乾くのを待つ。
もう片方の手のひらにはシアン化物を塗り、乾かす。
これで両手には化学薬品が付いているが無色で乾いているため誰にもわからない。
次に両手を合わせ、熱心にキリスト様に祈る。
そして合わせた手を離してみると、化学薬品を塗った箇所に聖痕とみられる出血(のようなもの)が現れる。
洗えば落ちるので、傷口が瞬時にふさがったかのようにも見える。

もう一つは、若干の痛みを伴う方法。
排水溝の掃除などにも使われている水酸化ナトリウムの水溶液(苛性ソーダ)を使うやり方。
この溶液を少量だけ皮膚に塗り、乾かす。
塗って何時間か経つと、その箇所にアザのようなものが現れる。
塗る際に十字架の形や、それに関連する形に塗ると、より本物っぽく見える。

※化学薬品を使用するには注意が必要。水酸化ナトリウムの水溶液を使った方法で付けたアザは聖痕とされる傷とよく似ているが危険なため使用は注意。皮膚に付くとタンパク質を溶かすため、濃度が高いとただれて傷跡ができ、目に入ると失明し、飲むと命の危険があります。

Theresa Neumann

Samoan Stigmata woman in Rome A

もしかしたら過去にこのような方法を使って聖痕現象を人為的に作り宗教心を利用してきた人も、なかにはいた可能性はあるが、前述したやり方はあくまで聖痕に似せたものを科学的に再現するための方法であって、実際の聖痕にこの方法が使われていると言っているわけではない。
聖痕など摩訶不思議で神秘な現象があったほうが面白いはずだし、一部の例をあげて聖痕現象を全否定することもできない。


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