僕が小学校五年生の頃友人二人と僕でこっくりさんをやったのです。
そしていつもの流れで質問等をしました。
そろそろ辞めようとした時、「こっくりさんどうぞお帰り下さい」と何度いっても『いいえ』と返され、友人はパニックになって十円玉から手を放してしまいました。
それにつられて僕ともう一人の友人も手を放して逃げました。必死で家に逃げ込みました。
その晩、布団について寝ようとすると、何だか音が聞こえました。
『ヒタ、ヒタ、ヒタ』
と言う足音の様な音がするのです。
僕はその足音のする方を見ようとしました。
すると!
『かっ体が動かない!』
そう、金縛りにあったのです。
どんなに動こうとしても動かない。
その後の記憶はありません。
次の日友人に聞いてみたところ、二人とも僕と全く同じでした。
そのことを僕は今でも忘れられません。