夏の中旬,、深夜、目が覚めてトイレに行きました鍵がしまっていて電気もついており
「だれかおる?」
と聞くと
「んー」と声が返ってきました。
お父さんがトイレにいるとき
「だれ」
と聞くと
「んー」と言うのでお父さんかなとおもったのですが、僕はお父さんと妹と同じ部屋で寝ていて、起きたときお父さんのいびきが聞こえたのでお父さんではありませんでした。
兄の部屋とお母さんの部屋を同時に開けましたが、二人とも寝ていました。
再びトイレのドアに手をかけると鍵は閉まっていなくて電気が消えていました。
その日、僕は怖くて寝れませんでした。
次の日お母さんに
「昨日トイレでうなってたやろ」
と言われ本当の恐怖を感じました。
後でお父さんに事情を話すと
「そういえばあの日って死んだおやじの命日やったな」
と聞きました。
あの日トイレに居たのは死んだ祖父だったんだなと思いました。
その日の深夜また目が覚めてトイレに行くと鍵がかかっていて
「おじいちゃんまた来たん?」
と聞くと
”ガチャ”
と鍵が開いて頭の四分の一がかけている見知らぬ男がでてきて
「ちがう!」
と叫びました。
あの日あの時いた男はだれだったのか三年たったいまでも分からないままです。