スペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤの絵画作品『我が子を食らうサトゥルヌス』。
フランシスコ・デ・ゴヤの作品の特徴は王室や貴族の肖像画といったものが多く含まれる。
しかしそんなゴヤはなぜか突然4年間も家に閉じこもってしまう。
その時作られた作品は以前のゴヤと全く違う作品であった。
その西洋絵画史上最悪の問題作とも評価された作品が『サトゥルヌス』である。
ゴヤの作品はすぐに売れてしまうが、この我が子を食らう様子を描いた作品『サトゥルヌス』は売れることはなく美術館行きになったという。
すでに右腕と頭部は食べられてしまっている。
化け物のような形相で左腕を喰らっている姿は見るからにおぞましく狂気を感じる。