『緊急検証!未確認生物の飼い方~前略・ご主人様UMA(ぼく)はここにいるよ~』で紹介されたツチノコ
日本の未確認生物としてとても有名であるツチノコ。
名前の由来は槌に似ていることからつけられ、地域によってもツチヘビやバチヘビなど呼び方は様々である。
その歴史は古く縄文時代の土器にもツチノコらしき姿が描かれている。
ブームが訪れたのは1970年代、関東や鳥取などでの目撃情報が寄せられて週刊誌や新聞によって拡散された。
ツチノコの目撃情報はとても多くほぼ日本全域で目撃されている。
ツチノコ探索ツアーなども開かれ、さらに懸賞金もかけられて中には1億円の懸賞金がかけられることも。
ツチノコを食べたことがある人も多いらしく、鶏肉に近い味で非常に淡白なのだという。
一部ツチノコを模っている縄文式土器
一般的に伝わるツチノコの特徴はこのようになっている。
- 胴の中央部が膨れている
- 2メートルほどのジャンプ力を持つ
- 猛毒を持っているとされることも
- 日本酒が好き
- まばたきをする
- いびきをかく
ツチノコの正体とはなんなのか出演者が語る。
山口敏太郎氏の見解は爬虫類系の生物ではないかという説。
爬虫類には変わった外見のトカゲも多く、ミミズトカゲは蛇のように細長くとても小さい足がはえている奇妙な形をしている。
ツチノコの正体はミミズトカゲの仲間なのではと話す。
しかしツチノコと一口に纏めてしまっているが時代によって正体が違うのではないかと考えている。
ミミズトカゲのような種は江戸期に滅びてしまっていて、70年代に新たに「マツカサトカゲ」と「アオジタトカゲ」という外来生物が日本に入って来たことによってツチノコと見間違えたのではないかという。
マツカサトカゲ
アオジタトカゲ
また、人工的にUMAは作られているとも話す。
数年前、名古屋の公園で謎のヤギが発見されたのだが、そのヤギのDNAを調査したところ、どのヤギの種類にも属さない世界で一種類だけしかいないヤギだった。
つまり名古屋の街中で人工的にDNAを混ぜ合わせて作ったヤギを放つマッドサイエンティストがいるということなのだろうか。
このことから人工的にツチノコを誕生させた可能性もあるのではないかという説も。
飛鳥昭雄氏の見解はトカゲとヘビの中間の生物。
まばたきをするなどの特徴から生物学的にはトカゲ。
手足のないトカゲは世界中で14種類も発見されていて、逆に手足のある蛇も最近見つかったのだという。
ツチノコはその中間にある日本独自の生物なのではないかという。
UMA探検家の中沢健氏はツチノコの体の構造からして2メートルもジャンプすることは不可能という見解だ。
過去にこれだけ捜索してきたのにもかかわらずツチノコが見つからない理由は2メートルのジャンプと関連していると話す。
地面を見ていくら探しても見つからないことから、ツチノコは実は木の上に住んでいるのではないかという仮説を立てる。
ツチノコが2メートルもジャンプするということは体の構造的に不可能だが、もし木から落ちてくるところをジャンプしたと勘違いしてしまったのならばつじつまが合うのである。
上を見てツチノコを探す人間がいない、これがツチノコがいまだに発見されない最大の理由であるという新しい説を唱える。
また中沢氏は岐阜県の東白川村でツチノコを殺したオジサンに会ったこともあるという。
そのオジサンは木を切る仕事をしていて、木を伐り倒したときにツチノコを伐採した木で潰してしまったのだという。
つまり木の上にいたツチノコが木を切り倒されてしまったことによってそのまま落ちていきペチャンコに潰されてしまったのだという。
UMA研究家の天野ミチヒロ氏はツチノコの死体が埋まっている場所を知っていると話す。
その場所を知ったのは今から20~30年前、東白川村のツチノコ神社を訪れた際にお婆さんに教えられた。
お婆さんの話によるとツチノコ神社よりさらに古い900年前から続く別の「ツチノコ神社」があるという。
個人宅の山の中にあるため、みんな知らないが特別に場所を教えられたらしい。
住所を聞き、その場所へ向かうと謎の祠があり、その祠にはツチノコにまつわる伝説がある。
900年前、合戦か何かで追われてきて重傷を負った落人がいた。
そこへ追手がやってきたのだが突如ツチノコが現れて追っ払ってくれた。
しかし相手も強かったためツチノコは力尽きてしまった。
村人が憐れんでそのツチノコを手厚く葬ったのがその祠である。
その祠にはツチノコのご神体が3つ並んでいたのだが天野氏は宮司さんに「1個持ってっていいよ」と言われ持ち帰ったのだという。
それがこれ
このご神体には恐ろしいいわくがある。
ご神体を持ち帰った後、宮司さんから天野氏に手紙が届いた。
その手紙は達筆すぎて読めなかったが、察するに多分ご神体を返してくれ的な内容なのではないかと推測する。
天野氏は当時から事故の関係で足を悪くしていたのだが、ご神体を持ち帰ってからさらに足の状態が悪くなり「もしかしたらご神体を持ち帰ってきた祟りなのではないか」と周りに心配されるが手放したくないため返さなかったという。
天野氏は怪獣などのフィギュアを500~1000体近く持っておりツチノコ神社のご神体も多くの大事なフィギュアの一部として見ているようだ。
どのような祟りがあるのかわからないので、このご神体には触れないほうがいい。
ツチノコに対する見解は様々である。