巨大廃墟に眠るわが子に逢いたい
岩手県岩手郡松尾村、四方を山で囲まれた谷間に東北一の廃墟群がそびえ立っていた。
ここには一家の悲しいストーリーがあり心霊スポットとして語られるに至る。
㍼36年1月1日、鉱山小学校では新年祝賀会のあと映画鑑賞会が開かれようとしていた。
そこで悲劇は起こってしまった。
全校生徒1800人が隣接する映画館に移動しようとしたとき昇降口に殺到した児童たちが将棋倒しになり10人が重軽傷を負った。
亡くなった子供の両親はショックで生きる気力を無くし、父親も病死。
そして残された母親は我が子の眠る廃墟へ。
廃墟に肝試しに来た者には作業服を着た男の霊、恨めしそうに見つめる男の霊、体を蝕む無数の手など数々の怪奇体験談が起こったという。
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