ある男性が、海水浴に来ていた。
そして歩いてるときに、フジツボがたくさんいる岩場で転んでしまった。
ひざを少し切る程度の軽い怪我だったので、簡単な治療をしてひと泳ぎした後に家に帰った。
それから数週間後、男性は自分の足が痛むのを感じた。
最初はズキズキといた痛みであったが、時間がたつにつれて我慢できなくなるほどの痛みになった。
歩くと「ジョリ、ジョリ」と変な音までするようになって、いよいよまずいと思った男性は病院に駆け込んだ。
医者は男性の膨れて痛そうな足を調べるために、レントゲンで男性の足を撮影することにした。
出来上がった写真を見て医者は絶句した。今まで彼も経験したことのない症状である。
なんと男性のひざの中にはフジツボがびっしり繁殖していたのである。