錬金術師アル・ラージーが人々の眼前でつくった黄金は、時間が経つと錆びはじめるという悪評がたった。
黄金は決して錆びることがないので、今日では、アル・ラージーの金はオルモル(銅、亜鉛、スズの合金)や、ピンチベック(銅、亜鉛の合金)だったのだろうといわれている。

サターン、すなわち占星術でいうところの土星のこと。
錬金術では、いわゆる黒化を象徴し、死と再生の間にある栄光のための腐敗を司る。
また、伝説上でサティルヌが支配した時代を黄金時代というために、錬金術のことを「黒の秘法」という場合もある。

宇宙を意味する言葉だが、秩序ある完全調和の世界という意味もある。
すなわち、神々のつくった揺るぎなき世界である。
神秘学、特に錬金術においては、神々のコスモスに対して、人間もミクロコスモス(小宇宙)をつくりだせると考えていた。

ゴールデン・ド-ン、黄金の暁団とも呼ばれている。
19世紀に誕生した魔術団体。
薔薇十字団英国支部のリーダー、ウッドウォード博士が、古文書の中から、魔法の典礼書を発見したことをきっかけに、マクレガー・メイザースと協力して組織した。

悪魔を呼びだすための術。
実際に降魔術を行うには
1、魔法陣を描き、所定の場所に、剣、ランプなどの道具を配置する。

錬金術の作業は一般に鉛を黄金に変成するすることのように考えられているが、実際にはこの「賢者の石」と呼ばれる万物変成のエキス(エレクサ)をつくることが重要な作業であった。
これは錬金術の秘伝的作業工程の中で、水銀・硫黄・塩の3元素が完全に調和のとれた結合を成し遂げたときに完成される。

錬金術の秘法が記されているといわれる伝説的秘伝書。
まだ天使が地上を訪れていたころ、天使が人間の女性と愛を交わし、その愛の証として授けたといわれる万物変成の秘伝書。


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