心霊スポット名:13号トンネル(13ごうとんねる)
明治末期に東京~名古屋間が全通した中央本線。時代の経過と共にルート変更された区間が多数存在しているが、多治見(岐阜県多治見市)~高蔵寺(こうぞうじ:愛知県春日井市)間の旧ルートも、そのひとつ。
この約10キロほどの区間にある旧廃線跡「愛岐トンネル群」の13号トンネルは、開通前から心霊スポットとして地元で名を馳せている。
多治見~春日井市間の愛岐トンネル群は1896年4月に着工され、1900年7月に開通。そして1966年に高蔵寺~多治見間は複線電化により運用停止され廃線となった。
急峻な山に挟まれており工事は難航をきわめ、工事中に巨岩が崩落して数名が埋没したり大雨による崩壊など数々の没落事故や災害が起き20余名が亡くなっている。そのため定光寺駅近くの東海自然歩道入口脇には、地元の方々により「中央線建設工事殉職者慰霊碑」が建立されている。
さらに、ウワサによると開通後に列車への飛び込み自殺が相次ぎ、供養のために地蔵が建てられたという話もあるという。
とりわけ13号トンネルで、飛び込み自殺をした子連れの女性の幽霊が出るとか、突然SL列車が爆走する騒音が鳴るといった怪奇現象があるようだ。その女性の姿を見た者は、帰りに交通事故に遭うという。
愛岐トンネル群は1号トンネル~14号トンネルまであり、トンネルの名称と全長は以下のようになっている。
1号:玉野第一トンネル(104.5M)、2号:玉野第二トンネル(80.5M)、3号:玉野第三トンネル(76.2M)、4号:玉野第四トンネル(75.3M)、5号:隠山第一トンネル(99M)、6号:隠山第二トンネル(333.5M)、7号:諏訪第一トンネル(607M)、8号:諏訪第二トンネル(202M)、9号:諏訪第三トンネル(20M)、10号:諏訪第四トンネル(91M)、11号:廿原第一トンネル(91M)、12号:廿原第二トンネル(87M)、13号 池田町屋第一トンネル(261.5M)、14号 池田町屋第二トンネル(385.4M)。
13号トンネルは途中でコンクリートにより閉鎖され行き止まりになっている。
心霊スポットとは別に、あの都市伝説で誰もが知っている「口裂け女」の発祥の地が、この13号トンネルではないかともいわれている。 マスクをした若い女性が「私、綺麗?」と訊ねてきて、「きれい」と答えると「これでも?」と言いながらマスクを外す。その口は耳元まで大きく裂けていた、というもの。「キレイじゃない」と答えると包丁や鋏で斬り殺されるという。
この話は社会問題にもなり全国の多くの若者を恐怖に陥れた。
もしこのトンネル周辺を訪れる機会がある際には、口裂け女に遭遇してしまったときの対処法として「ポマード」と3回唱えたり、口裂け女が好物の「べっこう飴」を持参するなどして身を守ってほしい。
場所:岐阜県多治見市月見町3 旧中央本線
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